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アイデアってどうしたら出てくるの? 〜アイデアが出ない人のための閃きのコツ

この記事は僕がときどき相談員をしているスタートアップカフェ大阪で、起業をしたい方向けで書いた記事を少しカメラマン寄りに修正した記事です。

写真の仕事をしていると、どんな構図にしようか、どんなポーズにしようか、これとこれを組み合わせてはどうだろうか、などなど、アイデアが必要になる機会がたくさん出てきます。

例えば、2020年はコロナ蔓延でマスクにうんざりしている人が多いと思いますが、そんな時だからこそ素敵に映るアイデア写真が撮ることができました。それがこちら。

(掲載許可をいただいている写真ですが念のため少しぼかしています。また、撮影させていただいた皆様は一緒に住まれているご家族で、撮影のために密になっているものではありません。)

ネガティヴなイメージのマスクに秋を重ね合わせ、コペルニクス的転回することで、とってもポジティブな写真に!

このほかにも作品のコンセプトを考えたり、テーマを作っていく上でもアイデアや発想力はとても強い味方になります。

このコラムではアイデア出しが苦手な方向けに、アイデアを出しやする具体的な方法をお伝えしていきたいと思います。

 

突然ですがクイズです!

 

 

 

ここに9つの点があります。この点を4本の直線を使った一筆書きで、結んでください。(答えは後半で)

 

さて、カンタンに解けてしまった人も、なかなか解けずに悩んでいる人もいらっしゃるかと思います。

 

本コラムでは、主に起業を目指す方向けに、アイデアを閃くようになるにはどうしたらいいのか、ということについてお話したいと思います。

 

アイデアってなんだろう?

アイデアを出しやすくすると言いましたが、そもそもアイデアとは何でしょう?

 

  1. 新しくて斬新なモノ?
  2. 聞くだけで欲しくなってしまようなキャッチコピー?
  3. 目の前の課題を解決するイノベイティブな考え方?

 

おそらくどれもアイデアですが、ここではもう少し汎用性のある捉え方でアイデアを定義したいと思います。

 

既存の要素の新しい組み合わせ

アイデアとは何かを考える際、必ず登場するアメリカの実業家ジェームズ・ウェブ・ヤングという人がいます。

 

彼の著書である『アイデアのつくり方』は発想法のロングセラーです。

 

 

その本の中で彼はアイデアを既存の要素の新しい組み合わせであると定義しています。

 

今回はこの定義を元に話を進めたいと思います。

 

 

fotowaやOurPhotoの例

「既存の要素の新しい組み合わせ」と言われても、ピンと来にくいかもしれません。

 

それでは具体例を見てみましょう。

 

例えば、カメラのマッチングサービスがありますね。

 

このサービスをアイデアとして捉えると、シェアリングエコノミーに、カメラマンを掛け合わせた組み合わせです。

 

シェアリングエコノミーもカメラマンも、それ自体は新しい物ではありません。

 

しかし、その組み合わせが新しかったので新しいビジネスになったのです。

 

シェアリングエコノミーとは
個人が保有する遊休資産(スキルのような無形の物も含む)を主にインターネットのマッチングサイトを介して、必要としている人に提供するサービスのこと。シェアリングエコノミーをアイデアという切り口で考えると、使われていない資産とインターネットの組み合わせです。

 

その他の例

Uberだけでなく、サービスや製品というものは、何かしら既存の物や概念の組み合わせによって誕生しているものばかりです。

アイデア 要素1 要素2
fotowaやOurPhoto シェアリングエコノミー カメラマン
Amazon ショッピング インターネット
回転寿司 寿司 ベルトコンベア
シュールレアリスム 夢(非現実) 現実
スマートフォン 電話 インターネット
シェアリングエコノミー 遊休資産 インターネット

 

サービスや製品は想像しやすいですよね。最も身近な物だと今この記事を見るのに使われているスマートフォンですね。

 

電話という要素とパソコン(インターネット)という要素が組み合わさって誕生した製品ですね。

アート分野にも

ダリやルネの作風で有名なシュールレアリスムといった絵画の作風もまた、新しい組み合わせのひとつです。

 

現実(を描く)という既存の要素に、非現実(性)という要素を掛け合わせた新しい組み合わせです。

 


(記憶の固執/サルバドール・ダリ)

 

(ゴルコンダ/ルネ・マグリット)

0から1を生み出す必要はない(肩の力を抜こう)

 

アイデアが出ない…!と悩んでいる人は、アイデアを特別なものだと思っていませんか?

 

あるいは、クリエイティブな才能が無い人には思いつくことのできない代物だと考えているかもしれません。

 

アイデアを閃くために、確かにクリエイティビティや発想力はあった方が有利なのは事実です。

 

しかし、それらが必須という意味ではありません。

 

先の項で挙げた要素1要素2は、ほとんど知っているものでしたよね?

 

アイデアとは0から1を生み出すものではなく、1x1を1以上にする新しい組み合わせです。

 

だから大丈夫!ちょっと肩の力を抜いてみましょう。

アイデアサプリ

 

さて、前置きが少し長くなってしまいましたが、アイデアとは何かが少し分かったと思います。

 

それでは、実際にアイデアを閃きやすくなるための工夫について、お話していきたいと思います。

情報収集

 

例えば、スマートフォンというアイデアについて考える時、まずは電話とインターネットを知らないと、スマートフォンは出てきませんよね。

 

アイデアを生み出すためには、掛け合わせる既存の要素自体を増やしていく必要があります。

 

自分がビジネスを作りたいと思うフィールドに関して、まずは情報収集を行うことが必要です。

 

情報収集の方法は様々ですが、身近なところではこんなものがあります。

 

媒体 特徴 おすすめ度
新聞 内容の信憑性や専門性、客観性に於いてバランスが良い最もおすすめの情報媒体。 ⭐️⭐️⭐️⭐️
専門性が特に高い。過去の情報になることもある。 ⭐️⭐️⭐️
ニュース 信憑性や話題性に富む。内容が浅く情報量が少ない。 ⭐️⭐️
WEB記事 出どころにより信憑性が弱い。 ⭐️
人に聞く 人により様々。

 

どれで情報収取したら良いかと聞かれそうですが全部必要です。

 

栄養と同じで、どれかに偏るのはよくありません。

 

WEB記事を⭐️1としましたが、もちろん信頼できるものはたくさんありますので、どんどん活用して下さい。

 

ただしWEB記事は読みやすく情報操作もされやすいので、新聞やニュースなど信頼度の高い情報源からも平行して情報を得るようにしましょう。

 

心の園児に聞いてみる

 

アタリマエや社会的規範は生活の中では大切ですが、新しいアイデアを生み出すときは邪魔になることもあります。

 

何かを考える時、さまざまな視点になって考えてみましょう。

 

  1. 3歳の自分だったらどう考えるか
  2. 高校生の自分だったらどう考えるか
  3. うちのばーちゃんだったらどう考えるか
  4. 織田信長だったらどう考えるか
  5. 室町時代の人だったらどう考えるか

 

…などなど。

 

視点が変わると見え方も変わってきます。

 

(ちなみにこの考え方を水平思考といいます。水平思考についてはまたそのうち記事にしたいと思います。)

アタリマエの型から脱却

さて、ここで冒頭の問題の答え合わせです。正解は多数あるのですが、一つの例がこちらです。

この問題は「直線を点の内側に引かなければならない」という制約を勝手に設けている人には解くことができません。

 

心の園児で考えた人は解けたのではないでしょうか?

 

人間は社会性を大切にする生き物なので、無意識のうちアタリマエの枠を設定しがちです。

 

ですが、世の中には、実は誰もそんな制約はしていない、ということばかりです。

ブレストカードで遊ぼう

 

 

アイデアを生み出す際に役に立つゲームを紹介します。

 

ブレストというのは、簡単に言うと「自由にアイデアを出し合うこと」です。

 

これをゲームで体験できるのが、面白法人カヤックさんブレストカードです。

 

 

カードにはさまざまな絵が書かれています。

 

まずお題を決めて、次にカードをめくり、そこに書かれた絵とお題を合わせたアイデアを出していく…といった使い方です。

 

 

例えば、シェアリングエコノミーでどんなサービスを作るかがお題だとして、カードをめくったら、眠っている人が出た場合。

 

宿泊業とシェアリングエコノミーで民泊サービスなんてどうだ!

 

実はこうして生まれたのが
あのAirbnbだったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

…というのは大嘘ですが(笑)

 

しかし、アイデアというのはあくまで既存の要素の新しい組み合わせです。

 

その組み合わせを強制的に生み出すことができるという点に於いて非常に価値のあるゲームです。

 

ランダム性というのはとても脳に良い刺激を与えてくれるので、作品などのテーマ決めで悩んでいる際の気分転換に、使ってみるのも良いかもしれません。

熟成と閃めきのジンクス

 

ここまで考えることばかり話していたので怒られそうですが、アイデアを閃くためには、考えてばかりいるのは良くありません。

 

よく考えた後にいったん寝かせる。考え事の中心から頭の片隅(あるいはもっと遠く)に移動させる。

 

そして、全く違うことをしている時に、突然降ってくる。それがアイデアです。

 

一見、非合理的に聞こえるかもしれません。

 

しかし、アイデアを出すことに囚われすぎていると、気付かぬうちに枠や型に陥りがちです。

 

柔らかい頭で考えるためには、いったん頭の片隅に追いやり、熟成させる事が実はとても大切です。

 

 

実際、かの天才アインシュタインは髭を沿っている時に良いアイデアが出てくると言っていたそうです。

 

画家グラント・ウッドも良質なアイデアのほとんどは、牛の乳搾りをしている時に思いつくと話していたそうです。

 

また、人気バンドMr.Childrenの桜井氏は、良い歌詞やメロディーは音楽スタジオに籠っている時よりも、水回りで出てくることが多いと話してました。

 

ちなみに、彼はお風呂には必ずボイスレコーダーを持っていくそうなのですが、これもとても大切な心掛けです。

 

自分がいつ閃きやすいか、閃きのジンクスを自分でしっかりと理解して、その瞬間にそれをメモできるようにしておかないと、素敵なアイデアもこぼれ落ちてしまいますからね。

 

おわりに

アイデアというのは特殊な才能がある人の専売特許だと思われがちですが、考え方やコツを掴めば、ある程度は誰でも閃くことができるものです。

 

今回お話した4つのこと

 

  1. 情報収集
  2. 色々な角度で考える
  3. 寝かせる
  4. 閃く

 

というプロセスを意識しながら、素敵なアイデア出しに取り組んでみてください。

繰り返していく事で瞬発力が必要なアイデアもパッと出やすくなっていきますよ!

 

 

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