久しぶりに投稿です。仕事(撮影)が忙しすぎてなかなか執筆方向の作業ができていなくてすみません。
先日、名古屋で某アーティストのライブに行ったのですが、その際に少し足を伸ばしてSNSで話題のモネの池という綺麗な池に行ってみました。
事前リサーチで色々な方のブログなどを拝見すると、綺麗だった/ガッカリだった…と、人によってかなり極端に感想が分かれるので、僕が体験したモネの池と、おすすめの装備などをできるだけリアルに描写したいと思います。
絵画のように美しくも名もなき池、通称『モネの池』
睡蓮で有名なモネの絵画を彷彿とさせるような美しさから、SNSを中心にモネの池という名前で有名ですが、実はこれは正式な名前ではありません。
というより正式名は特にないそうで、近くの看板では「名もなき池」と紹介されていました。
名古屋から車でのアクセス
僕は普段は電車+レンタカーで移動しているので、今回も大阪から名古屋まで新幹線で移動し、名古屋でレンタカーを借りてモネの池まで車で行きました。
一般道を使って1時間半くらいでした。ナビをすると高速道路を使うルートも出てきますが、特に高速を使う必要もないルートだと思います。
基本的には運転しやすい道ですが、モネの池直前の15分くらいはやや細め(といっても対向車が通れる範囲)のクネクネ山道です。一緒にいった妻と犬は最後の15分で酔ってしまった様子でした。
無料駐車場を使おう
モネの池周辺には何箇所か無料の駐車場があります。よほど混雑してない限りは無料駐車場で十分です。
駐車場はモネの池から徒歩3〜5分くらいの場所にあります。
モネの池はガッカリスポット?
僕はフォトグラファーという生業のため、写真を見たらある程度どんな場所であるかを、その映え感を引き算して想像することができます。
が、これは職業病みたいなもので、以前に、SNSの映え写真を見て行ったとあるスポットで、妻がもの凄くガッカリしたことがありました。
なので、今回はモネの池がガッカリスポットなのか否かのジャッジは、より一般的な感性を持った妻にしてもらおうと思っていました。
ガッカリどころか神秘的なモネの池
そんな妻の一言目の感想は「すご〜い!綺麗!透明!」でした。
合格です!モネの池はガッカリスポットではありません!(諸説アリ)
実際、僕も想像以上の綺麗さに一周5分もかからない池に1時間以上滞在してしまいました。
こちらについて口で語るより見せた方が早いと思うので、写真に比べて盛りにくい動画を敢えて使って、モネの池様子をチラ見せします。
モネの池外観、3分で1週できる小さな池
モネの池は神社の前にあるお世辞にも大きいとは言えないサイズ感の池です。
サイズ感や周りの雰囲気が伝わるようなスマホ撮影フォトを添付します。
駐車場からモネの池に近づいていくと人だかりが。
手前からの方が綺麗に撮りやすい時間帯だったので、手前に人が多いです。
スマホで何も考えず撮影
モネの池、上から見るか、横から見るか。
モネの池に絶対に持って行くべきたったひとつの物
GWだったのでカメラを持った人やスマホカメラを向ける人などたくさんの人がいたのですが、彼らが口を揃えて言っていたことがあります。
水面が反射しちゃって綺麗に撮れない。
最もおすすめの時間帯は朝の9時前(太陽光が水面に反射しにくい時間帯)だそうなのですが、近所に住んでいるわけでもないのでなかなかそう都合よくも行きません。
お日様が出ていると太陽光の反射で池の中が綺麗に見えにくくなります。
これを防ぐ準備をして行かないと、せっかくの映えスポットが台無しです。そんな準備があるのかって?あるんです。
フォトグラファーの方はもうお分かりかと思いますが、それが円偏光フィルター(C-PLフィルター)です。
円偏光フィルターって?
円偏光フィルター、英語で言うとCircular Polarized Light Filterを略してC-PLフィルターです。(以下偏光フィルター)
百聞は一見にしかずというので、まずはフィルターの効果が分かる写真をお見せます。
こちらが、敢えて光が反射して見えにくい向きで撮った写真です。これにフィルターを重ねると、全く同じ場所から撮った写真ですが、こうなります。
iPhone12のカメラAppで撮っただけで、デジタル的な補正は全くしていない写真の比較です。全然違うのがわかりますね。
詳しい理論は割愛(希望があれば別のコラムで説明します)しますが、水面やガラスなどの反射を除去したり、空の色を強調したりする、主に風景写真で活躍するフィルターです。
一眼レフやミラーレスで本格的な写真を撮りたい人は、各々のレンズに合ったフィルターを用意しましょう、というのは言わずもがなですが、
スマホ用の円偏光フィルターが2000円くらいで手に入るので、スマホで写真を撮ろうと思ってる人も、絶対に買っておくべきです。
写真を撮るためにくる人が多い場所なので、これがあるとないとで、モネの池の満足度が180度変わってくると思います。
参考に商品を添付しておきます。
本番で使う前に近くの池や、水溜りなどで練習してみましょう!
僕の使っている偏光フィルター
単なる参考ですが、今回の撮影で使った偏光フィルターも紹介しておきます。
スマホ用はかなり安いのですが、大口径だとかなり高いのが偏光フィルターのイタイ所。ただ、大は小を兼ねることができるので、よく使うレンズの最大の口径に合わせて買うことをおすすめします。
ちなみに偏光フィルターは熱に弱く、太陽光(紫外線)に晒されるほど消耗していくので、湿気の少ない暗所で保管しましょう。
終わりに(作例)
最後に、僕が撮影した写真もちょっとだけ載せておきますが、実際に行かれた方の感動を減らしたくは無いので、ちょこっとだけ地味めなやつにしておきます(笑)
自然の景色を撮るのは難しいものですが、しっかりと準備をしてカメラを構えれば、一刻一刻と姿を変えながら、あなたにとっての最高の瞬間がきっとやってくると思います。
お読みいただいた方が、今回紹介した写真よりも、もっともっと感動できるような瞬間に立ち会うことができることを願っています。