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【実写レビュー】SEL50F12GM スナップ作例(開放F1.2を中心に)

2021年4月23日に発売し発売日より品薄となり現在予約入荷待ち、納品は9月末頃とされている大人気の単焦点レンズSEL50F12GMを、納品予定日より早く入手することができたので簡単にではあるがスナップ試し撮りを行ってきた。

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使用機材は長年の相棒である初代α9。かれこれ5年以上使っているが、ポートレート撮影などでシャッター音をあえて使いたい時以外は電子シャッターで撮影している。

大口径レンズなのでα7R系やα7Ⅲよりも1/8000よりも早いシャッタースピードが使えるα9系が優位と考えこちらを選択。

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SEL50F12GM スナップ作例

普段の撮影ではRAWとJPGの同時記録を行なっているが、後からレタッチをすることを考え露出はアンダー気味に撮影することが多い。

そのJPG撮って出しバージョンなので、暗い印象になっているかもしれないが、悪しからず。

開放だけが全てではないが、まずはf1.2で撮ってみたくなるレンズなので、基本的には開放中心で撮影している。

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例1

ISO100 f1.2 1/32000

開放で撮影した天橋立。さすがに開放だと周辺減光はかなり大きい。そのまま活かして味にするのももちろんアリ。タップ(クリック)で高精細な画像を見ることができます。

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例2

ISO100 f7.1 1/1000

f7.1まで絞った徐歌う。右手の砂浜のあたりにピントを合わせているが、絞った状態はもちろんのこと、開放でもピント面の解像感はピカイチ。

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例3

ISO100 f1.2 1/16000

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例4

ISO100 f1.2 1/16000

周辺減光やボケ感を活かした2枚。自然で主張すぎないノスタルジックなボケ。

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例5

ISO100 f1.2 1/16000

かなり意地悪な向きだがフレアやゴーストは驚くほど少なかった。微妙に発生してしまったゴーストは実はプロテクターによるもので、プロテクターを外してみると更に綺麗になった。

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例6

ISO100 f1.2 1/320

続いて天橋立から車で1時間ほどの場所にある城崎マリンワールドで試し撮り。イカの幼生。かわいい。

被写界深度が非常に浅い(ピント面が薄い)ので、最短距離で撮ると結構シビア。チョウチョウウオやハタタテといった薄い魚でさえ、体にピントを合わせたのに瞳にピントが会わなくなってしまうこともあった。

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例7

ISO500 F1.4 1/250

ちなみにこちらの水族館には日本で一番深い水槽がある。目視した感じ10m以上15m未満くらいの深さだった。上から眺めているととても潜りたくなった。

少し歩き疲れて1階の水槽横に設置されていた椅子に座り、見上げてパシャリ。

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例8

ISO100 f1.2 1/8

城崎マリンワールドのシンボル・セイウチ君。水槽が曇っていたのでごまかしの流し撮り。なおこのレンズには手ブレ補正はついていない。

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例8

ISO100 f1.2 1/3200

最後に舟屋付近まで足を伸ばし散歩。

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例9

SO100 f1.2 1/2500

山側の木々と調和するように佇む家屋。

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例10

SO100 f1.2 1/8000

家々の隙間から海が見えるという絶景。

SEL50F12GMで撮影したスナップ写真の作例11

SO100 f1.2 1/2000

水面ギリギリから覗く舟屋。

まとめ SEL50F12の魅力

数値だけ見るとf1.2という明るさについつい目が行きやすいが、このレンズの魅力はそれだけではなく、ピント面での解像感と上質なボケを非常に高いレベルで両立させているところが驚異的だった。

eマウントの50mm付近のレンズは魅力的だが一癖あるレンズが多かったが、このレンズは間違いなく優等生タイプ、それも超優等生。ポートレートや作品作りからスナップまで全てを高いレベルで実現させてくれるレンズだろう。

文頭でも少し触れたが、日中にf1.2の大口径レンズで撮影するためには1/8000ではシャッタースピードが足りないが、1/16000以上のシャッタースピードで撮影できるのはα9・9Ⅱ・α1だけである。そして、非常に解像感のあるレンズなので2400万画素のα9シリーズではこのレンズの解像感におけるポテンシャルを持て余す。

つまり、このレンズのスペックを最大限に活かせるカメラは現在のところα1だけであるということが非常によく分かった。

今回紹介した機材

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近々ソニーeマウントの50mm付近のレンズを4本まとめてポートレート中心に比較しようと思っているので、その時にボケの作例なども乗せられればと思う。

(なお、今回の撮影例では玉ボケの例を掲載していないが、玉ボケも非常に良好なレンズである。さすがにf1.2で使用すると口径食(レモンボケ)がちらほら見られるが、f1.8くらいに絞ると殆ど綺麗な円に変わる。)

レンズを買うときのおすすめの買い方

アマゾンや楽天のリンク貼っておいていうのも何だが、ソニーのレンズの高級レンズを買うならソニーストアで購入するのがおすすめ。

というのも、ソニーの製品は株主優待券(金券ショップやフリマなどで購入可)を使うと5回まで金額に関係なく15%オフにすることができるから。(また、ソニーカードでクレジットカード払いをすると更にそこから3%OFFにすることも可能。)

ソニーストアの方が家電量販店よりも定価が高いので、15%オフにしても金額にすると家電量販店の10%ポイントと比べると少し高い場合などもあるかもしれないが、ソニーストアで購入した場合しか付けられない長期保証ワイドが期間を水濡れや落下での故障も守ってくれる大変心強い保証になっている為、高級なレンズやカメラを買う場合は絶対にこちらがおすすめ。

ソニーストアでカメラやレンズを買った時に付けられるおすすめの延長保証

ちなみに僕がソニーストアで申し込みをしたのは5月末で、その時から既に、ソニーストアでも家電量販店でも9月末頃の納品予定と言われたのだが実際は7月末に届いた。

これはソニーストアで申し込みをしたからなのか、家電量販店でも同じ時期に追加納品があったのかは定かではないが、追加で出来上がったロットなどがある場合、やはり量販店よりはソニー公式のストアの方が在庫は入り安い気はする。

購入店で補償をつけない場合はこういった補償に絶対に入っておいた方がよい。レンズは撮影のための道具。安心して使えるよう準備をしてガンガン使おう。

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