最近、フォトグラファーさんの機材がスーツケースごと盗まれる、という事件があったそうです。(その後発見されたそうです。よかったですね。)
カメラマンにとって機材は非常に重要なライフラインですので、それを一度に失ってしまうと仕事や生活に大きな影響が出てしまします。
そんな時に役に立つのが保険です。本日は、機材の紛失や盗難などに対応できるカメラマンにおすすめの保険を紹介していきたいと思います。
僕自身も、今のところこの20年、幸いなことに殆ど機材を破損や盗難にあったことはないのですが、足場の悪い場所での撮影や、突然悪天候に見舞われることは多々あったので、突然機材が破損してもカバーできる保険に入っています。
携行品損害保険でカバーしよう
保険にはかなりいろいろな種類があります。車の保険や火災の保険などはイメージしやすいと思いますが、カメラってなんの保険にカテゴライズされるか、ちょっとイメージが湧きにくいですよね。実はカメラ専門の保険というものはなく、カメラの保険は携行品損害保険という保険でカバーされるのが一般的です。
携行品損害保険を申し込んだことのない人でも、実は付帯されたクレジットカードをすでに使っている方も結構多いと思います。というのも、大抵のクレジットカードには携行品損害保険が付帯されているからです。しかし、その大抵のクレジットカードに付帯された携行品損害保険は海外での盗難や紛失を対象としたものだったり、購入した製品を保証(自然故障など)してくれる期間は90日程度のものがほとんどなので、国内でのトラブルに備えるのであれば、やはり保険に入っておくのが確実だと思います。
お手軽でおすすめのカメラ機材の保険
昨今ではさまざまな携行品保険が出てきているのですが、ここでは安くてサクッと手軽に申し込めて、機材をカバーできる保険にしぼって紹介したいと思います。
手軽に申し込める携行品損害保険が楽天とYahooにあるので、それぞれの月額料金やちょっとした違いを比較表にしました。
Rakuten超かんたん保険 | Yahoo!JAPAN保険 | |
---|---|---|
10万円まで | 140円 | 120円 |
20万円まで | 200円 | 170円 |
30万円まで | 280円 | 240円 |
免責金額 | 3,000円 | 5,000円〜30,000円 |
必要条件 | 楽天ペイを利用 | Yahoo!ウォレットを利用 |
パッと見では似たり寄ったりですが、実はYahoo!の方が条件が悪いです。
というのも、Yahooは、免責金額(=自己負担金額)を1回の事故につき被害物の損害額の10%もしくは5,000円のいずれか高い額と設定しているからです。これはつまり、20万円のカメラを修理したら2万円は自己負担になるという意味です。
一方、楽天超かんたん保険は免責金額が3,000円で固定となっています。月額料金はほんの少しだけ楽天の方が高いのですが、それでも免責の高いYahooを選ぶメリットはほとんどないでしょう。
ということで、おすすめの保険は楽天中心で以下の通りです。
普段使っている機材が10万円以下の方
Rakuten超かんたん保険の持ち物サポートプラン<節約コース>がおすすめです。ただ、後述するプランの方が個人的にはおすすめです。
月払い(140円)の詳細はこちら(公式サイト) |
年払い(1,580円)の詳細はこちら(公式サイト) |
普段使っている機材が20万円以下の方
Rakuten超かんたん保険の持ち物サポートプラン<標準コース>がおすすめです。20万円というと、フルサイズカメラの導入機種あたりはカバーできるのと、レンズもかなりハイランクのものまでカバーできるので、かなり安心です。ただ、このプランを申し込むなら後述のプランの方が僕としてはおすすめ。
月払い(190円)の詳細はこちら(公式サイト) |
年払い(2,060円)の詳細はこちら(公式サイト) |
普段使っている機材が30万円以下の方
20万円では足りないという方(僕なんかはこのクラスタですが)は、Rakuten超かんたん保険の持ち物サポートプラン<充実コース>がおすすめです。
月払い(260円)の詳細はこちら(公式サイト) |
年払い(2,820円)の詳細はこちら(公式サイト)←著者使用中 |
ちなみにいずれも個人用(一人用)のプランを紹介していますが、楽天には家族用のプランもあります。
20万円以下の方にもっとおすすめの保険
いままではカメラの機材のことだけを考えた保険を紹介してきましたが、20万円までの携行品損害保険が組み込まれているもっと有能な保険があるので最後に紹介しておきます。それが日本生命の保険プランまるごとマモルです。
まるごとマモルとは
こちらの保険は自転車保険を探していた時にプログラマーの友達が教えてくれたのですが、自転車保険や携行品保険など日常で使いそうな保険がまるっとセットになった保険です。そんなのRakutenとかYahoo!のも似たようなもんじゃん、と思いそうですが、なんとこちらの保険、携行品損害保険の対象にスマートフォンも含まれているんです。
これがかなりすごい。というのも、ほとんどの携行品損害保険ではスマートフォンは非対象なのです。しかしまるごとマモルはスマホも対象。
例えば、iPhoneを買った時、2年間保証のAppleCare+に入ったりする人もいますよね。AppleCare+は期限が2年間でおよそ2万円の料金になってきます。そして、画面の修理では約3,000円、破損の際は約10,000円の修理費が必要になります。
それが、このまるごとマモルでは、保険料を支払っている限り特に保証期限もなく、自己負担金も3,000円で済んでしまいます。もちろんスマートフォンだけではなく、今回の本題で取り上げているカメラやレンズも携行品の対象です。
つまり、カメラの保険として入っておきながら、いざとなった時はスマホの修理にも使えて、しかも、自転車事故にあった(人に怪我をさせてしまった)時にはその保証も無制限でついてくる。こんな最強の保険アリなんですか?
まるごとマモルの携行品プランは年間3,140円と、上記で紹介した楽天の 保険よりかは少し料金が高いですが、カバーできる範囲を考慮すると圧倒的にお得な保険になっていると思います。
まるごとマモルの申し込み方法
そんな超優良保険まるごと守るの申し込み方法なのですが、実はこの保険にオンラインで加入する方法はありません。この保険への申し込み方法は保険外交員対面申込みのみとなっています。つまり、申し込むには、日本生命の保険外交員の方から直接加入するしかありません。
インターネットから申し込みができないと言う現代ではかなりクローズな保険ではありますが、 実はインターネットで出回っている情報が最もお得ということばりではないんだよ、と言うこともお伝えできればと思いこちらの保険を紹介させていただきました。身の回りに日本生命の方がいる場合はぜひ聞いてみてくださいね。(なお僕は日本生命の回し者ではありません笑)
50万円以上の高級機を使う人は火災保険を
30万円では足りない、というコアユーザーにおすすめなのが火災保険の特約です。こっちは料金がぐっと上がります。一つ参考例に三井住友海上:すまいの保険を紹介。
自宅外家財特約で100万円以内の製品について携行品保険をつけられます。
おわりに
保険プランは各社比較的よく内容の変更を行うので、こちらに記載されている情報が常に最新とは限りません。例えば、以前はJCBのクレジットカードにもちょいたしで携行品保険をプラスできるプランがありましたが、今はなくなってしまいました。僕もできる限り最新の情報に更新していきたいと思いますが、みなさまご自身でも情報収集を行なって自分にぴったりなプランを見つけてみてください。(もっとおすすめのプランがあればぜひ教えてください。)