仕様変更って何が変わったの?
5月17日のこと、ソニーさんからフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7R IV』『α7R III』仕様変更商品のご連絡をいただきました。α7シリーズの解像度番長α7R4(ILCE-7RM4)とα7R3(ILCE-7RM3)がマイナーアップデートされたというお知らせでした。
細かなアップデートなので見落としてしまいそうではありますが、今回のアップデートで変わった箇所についてまとめたいと思います。
新型α7R4とα7R3の5つの変更点
新型に変更された機種はα7R4とα7R3の2種類ですが、どちらも変更箇所は共通しています。
製品名に「A」が付いた
些細な違いではありますが、製品名今まではILCE-7RM4だった製品名がILCE-7RM4Aとなりました。ILCE-7RM3も同様にILCE-7RM3Aとなっています。ただし、α7RⅣやα7RⅢという表記は今まで通りです。α7RⅣAという風には表記されません。
液晶モニターが高解像化した
液晶モニターはカメラの背面にある大きい方のモニターです。覗き込むファインダーのほうではありません。こちらの解像度が今までは144万ドットだったものから、約236万ドットの物に改良されました。背面液晶がこれだけ高精細なのはαシリーズでは現在この2機種だけで、αのフラッグシップモデルα1でも背面モニターは144万ドットです。ちなみに236万ドットがどれくらいかというと、iPhone12 miniの液晶(約250万ドット)に迫るくらいの解像度です。それをあの小さな液晶モニターに搭載しているのですからすごいですね。
バッテリーの持ちが少し悪くなった
こちらはネガティブな面です。ごく僅かではありますが、液晶モニターが高解像化した分バッテリーの消耗が大きくなり、液晶モニターを使って撮影する際の撮影可能枚数が670枚から10枚減り660枚になりました。ファインダー使用時は変わらないということですが、写真を確認したり設定を変更したりするときは大抵液晶モニターの方を見ながら行っていると思うので、そういった作業を行う場合もバッテリーの持ちは僅かに悪くなっているものだと思われます。まぁでも10枚くらいの違いなので、バッテリーのへたり具合に比べたら誤差みたいなものな気はします。
液晶モニターの下のロゴがなくなった
旧型は液晶モニターの下にSONYのロゴが入っていたのですが、新型ではそちらのロゴが取り払われました。今回の変更点の中で最も外観に現れている違いなので、店頭でこの機種が新型旧型どっちかな?と思った時はロゴの有無を頼りにすると良いと思います。
ロゴが無いのが新型。
USB-C通信規格の表記方法が変わった
コレ、中身は変わっていません。今までは SuperSpeed USB(USB 3.2 Gen 1)という表記方法でしたが、SuperSpeed USB 5Gbps(USB 3.2)に変わりました。元々USB 3.2 Gen 1は5Gbpsの規格なので、最近の記載方法に準拠した、ということでしょうか。
新型の方が買いか?
いやぁぶっちゃけ変わらんぜ。
というのが僕の本音です(笑)
ソニーストアで新型液晶モニターも確認したところ確かに高解像化されていいましたが、普段じっくりと写真を確認する作業はPCを使って行うので、そこまで重要な変更点だと思いません。正直なところ新型が出たことにより旧型の中古価格が下がったらラッキーくらいの感覚です。
とは言え、α7R4だけでなく発売からしばらく経っているα7R3までこうやって手厚くアップデートしてくれるのは本当にありがたいものです。解像度はただ多ければ良いというものでもなく、感光の効率やハンドリングの利便性ともトレードオフとなってくるので、α7R3の方が便利と感じる人もまだまだいることでしょう。
カメラを買うときのおすすめの買い方
カメラの値段を調べると、一見、通販サイトや家電量販店で買うのが一番安く見えます。しかし、20万円を超えるソニー商品を購入する場合はソニーストアで購入することを特におすすめしています。
理由は2つ。
1つ目は、実は安いから。
ソニーの製品は株主優待券を使うと5回まで金額に関係なく15%オフにすることができます。株主優待券は金券ショップやフリマなどによく売られています。
ソニーストアの方が家電量販店よりも定価の設定は少し高いですが、15%オフをすれば家電量販店と同等くらいにはなります。
ソニーストアで購入する画面
価格.comで安い方から並べた場合(同日)
また、ソニーカードでクレジットカード払いをすると更にそこから3%OFFにすることも可能です。
2つ目は、保証が手厚いから。
家電量販店等でつけられる保証は自然故障の延長のみですが、ソニーストアで購入した場合にしか付けられない保険には、水濡れや落下での故障からも守ってくれるものがあります。これを付けないのは勿体無い。
20万円を超える製品と最初に注をしたのはこのためです。うっかり破損して大ダメージを受けてしまう可能性のある高級なカメラやレンズを買う場合は、絶対にこちらがおすすめです。
購入店で補償をつけない場合はこういった補償に入っておくことをおすすめします。